一般の人は、鎧兜なんて見ることはないと思うので、良いものかどうかを判断することは難しいと思います。それでは、どのような点に注意して、選んだら良いのでしょうか。
・鎧兜や五月人形は、基本的に手作り品なので、サイズが違っても、それに掛かっている手間は同じです。小さいものは安い、大きいものは高い、という判断はできません。また、ほとんどのものが国産品なので、鎧兜の糸の部分である「縅(おどし)」は、職人の手によって編まれており、サイズが違っても手間代は一緒です。
値段の違いには、それぞれにちゃんとした理由があるはずです。例えば、縅糸は、正絹を使用しているものは、発色が良くてとてもきれいですが、化学繊維のものよりも高価になります。また、鎧兜の金色の部分を、メッキで出しているものは安くなりますし、本物の金箔を貼ってあるものは高くなります。使用されている革も、本革を使っている場合は高く、不織布の場合は安くなります。もし、疑問に思うことやわからないことがあれば、スタッフに、どうしてこの値段なのか、その理由をきちんと聞くと良いでしょう。
・鎧兜の高価なものは、手彫りで竜頭が作られていたり、1つ1つ鋲を手作業で打って作られていたり、実物の鎧のように細かい部品を使っていたり、とても手間を掛けて製作されています。一方、安いものは、兜や竜頭が、型抜きしてメッキされています。抜き型のものは良くない、ということではないので、飾り物だから抜き型のもので十分、というのならそれでも良いでしょう。たった1つのお守りだから、というのなら、本格的な造り方のものを選ぶと良いです。
・飾り台や屏風についても、大きさには関係なく、加工か細工かで、値段が大きく変わってきます。